今や年間受験者数270万人となったTOEIC を知らない人はいないと思います。英語のリスニング力とリーディング力を測る、世界各国で通用するテストです。
最も履歴書に書きたい資格ともいえるTOEIC ですが、皆さんはどのように勉強をしているでしょうか。
英会話学校のTOEICコースを受ける、オンライン講座で勉強する、リスニング教材を買う、本屋で参考書を買い集める、など色々な手段があります。
しかしできることなら、あまりお金と時間をかけずに高得点を取りたいですよね。
ここでは、お金がなく忙しかった20代の頃に、出費と時間を最小限に押さえてスコアを550点から900点まで伸ばした方法をお話したいと思います。
TOEICはテクニック「習うより慣れろ」
TOEIC満点を取り続けている英語の先生に言われた言葉です。この言葉をモットーにTOEIC勉強を続けてきました。
TOEICは英語のネイティブスピーカーでも満点を取るのが難しいと言われていますので、専門の対策をせずに高得点を狙うのは無謀だと言えます。
流暢に英語を話す人が必ずしもTOEIC高得点を持っているわけではありません。
逆に捉えると、問題の形式に十分に慣れていれば、英語力に自信がない人でも点数を取れる可能性があるということです。
TOEIC参考書(問題集)は1冊でOK
本屋の資格コーナーに足を踏み入れると、何十種類もの参考書・問題集が並んでいます。
一体どう違うのか、どれを買えばいいのか分からなくなり、つい何冊も買ってしまいそうになりますが、何冊も必要ありません。
購入する参考書は、各セクション 1種類ずつで十分です。自分が見やすくとっつきやすいものを選びます。その1冊をひたすら何度も繰り返して解くほうが、数種類の問題集を1回ずつ解くよりも確実に身に付きます。
結局買ったけれども私はリーディングの問題集しか使いませんでした。
なので、全部必要かなと思ったりするかもしれませんが、いっぱい買っても必要なくなります。
リスニング練習は無料コンテンツをフル活用しよう
リスニング力は聞けば聞くほど上がっていきます。
無料コンテンツであるポッドキャストでお気に入りの英語番組を取得して、通勤時間に聞いていました。
通勤時間が片道1時間だったので、毎日2時間、毎月60時間英語を聞く時間が取れていたので、改めて勉強をしなくても、これだけでリスニングセクション対策ができていました。
実際に使ったリスニングのコンテンツ
実際に使ってみてオススメだったリスニングの勉強に使ったコンテンツです。
① English as a second language
毎回1つのスキットを取り上げ、出てきた難しい単語を簡単な英語で説明してくれる番組です。講師の話すスピードがゆっくりなのと、学習者が100%理解できるように丁寧にかみ砕いた説明のおかげで、初級者~中級者でも理解しやすく、英語学習に最適です。
残念ながら2016年で有料コンテンツに移動してしまいましたが、過去番組は今でもダウンロードすることができます。
② NHK WORLD RADIO JAPAN - English News
日本国内のニュースが英語で流れる為、内容の予想がしやすく、単語を拾っていくだけでも大まかに理解ができる良い教材です。
朝、テレビでその日のニュースを一通り観た後で聞くとさらに分かりやすいです。
③ 世界のニュース番組
・アメリカならCNN News
・イギリスならBBC News
・カナダならCBC News
ネイティブスピーカーのナチュラルなスピードに慣れるために聞き流す為の番組です。
最初はほとんど内容が理解できなくても、聞き続ける価値があります。
ニュースの早さに慣れていれば、TOEICのリスニング問題がゆっくりに聞こえます。
実務でのメールのやり取りがリーディング対策になる
リーディングセクションではメールやビジネスレターなど、実際のビジネスシーンで良く見られる表現がたくさん使われている為、英文メール・レター等になじみがある人にとってはこの形式の問題は確実に点数を取ることができます。
自分に直接関係のないメールにも必ず目を通して、知らない単語や表現があれば調べるようにしていました。
少しでも英語を使う企業で働くことで、あえて勉強の時間を取らなくても、仕事中にTOEIC対策ができるというメリットが得られます。
公式問題集(模擬試験)は必ず解こう
本番のテストと同じ形式の模擬試験が2回分収録されている為、出題傾向や時間配分を確認するためにも、必須だと言っても良いでしょう。
特に膨大な問題数が立ちはだかるリーディングの時間配分は大切で、本番同然に時間を計って解いてみると、1問あたりに数十秒しかかけられないシビアな現実に気づくことができます。
最後に
TOEICの勉強はしっかりと対策すると点数がアップします。
最初は難しいと感じますが、やり続けていくうちに聞き取れるようになっていきます。
なので、あれもこれもに手を出すのではなく、1つのをできるまでやる方が効率よく早く覚えられるようになるので頑張りましょう。
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