スヌーピーでお馴染み「漫画PEANUT」に出てくる、英語のちょっと通な言い回しを学んでみよう。
世界中に愛されているアニメの中にPEANUTがあります。スヌーピーやチャーリーブラウン達の生活を描いたアメリカの漫画です。今でこそ、アニメや映画になっていますが、昔は新聞に掲載される漫画だったのです。
漫画ということもあり、長々とした文章よりは短く端的な文や成句が多いのが特徴で、英語初心者の方でも分かりやすいものが多いでしょう。
今回は、漫画に出てくる言い回しの中で、日常的に多く使えるツウなフレーズを集めてみました。
Incidentally:そういえば・ちなみに
話題を急に変える時や、会話に膨らみを持たせる時に使われます。似ている言葉としてby the wayがあります。どちらかというとby the wayの方が話の内容が変わる、Incidentallyの方が前の話に続いているイメージです。
Incidentally, I saw him at the party. そういえば、彼をパーティーで見たなぁ。
Incidentally, what did you do in this weekend? ちなみに、この週末は何してたの?
作中ではチャーリーブラウンが上記のように発言しています。それまで幸せのためにと奮闘してきた彼ですが、ふと「幸せってなんだっけ」と思った時に口にした一文です。
I don’t even know:全く知らない
「知らない」にも、多分知らない・知らない・全く知らないと強度に違いがあります。今回のこの一文は、「全く知らない」と強く言う時に使われます。
I didn’t even know that!! そんなのあったなんて知らなかったよ!
I didn’t even know that. He said nothing. 知らない~彼は何も言っていなかったよ。
作中では、多くのシチュエーションでこの文が使われています。訳の仕方も様々で、怒ったように「知るかよ!」というシーンや「何も知らないよ」と疑いを晴らすシーンなどがあります。
The bottom line:最終的には・結局は
直訳すると「一番下の線」となりますが、一般的には今回のような意味で使われます。ビジネスなどの硬い場面でも、友人同士のラフな場面でも使うことができる一言です。
The bottom line is, I decided to keep going. 結局続けることに決めたよ。
作中では、「なんだかんだあったけど」と訳されている場面もありました。結論を伝える時に便利な表現ですね。
settled down:やっと落ち着いた
物事がようやく終息した、という意味で使われます。結婚して生活を落ち着かせるという意味でも使われますが、会話の中では「物事が落ち着いた」という方がメジャーな使い方でしょう。
When things settle down, I’ll visit to my grandmother. それが落ち着いたら、おばあちゃんの家に行くよ。
数日間家を空けるチャーリーブラウンは、スヌーピーの預かり先を探していました。預かり先・餌の用意などすべての手配が整った時の、チャーリーブラウンのセリフです。
kinda:種類・ちょっと・好きな
Kind of の短縮形です。口語では、kind ofよりも圧倒的kindaが使われます。ビジネスシーンなど、かしこまった英語を使う場面でなければkindaを使った方が英語に慣れている感じが出せますよ。
It was kinda OK. まぁまぁかな~。
He is just my kinda guy! 彼、私の好きなタイプ!
スヌーピーが悲しそうな顔をしているのを見た、ライナスのセリフです。姉弟でのラフな会話だからこそkind ofよりもkindaなのですね。
you know what?:ひとつ言ってもいい?・ちょっと聞いてよ!
作中では、多くのキャラクターが使っている成句の一つですが、特にルーシーが繰り返し言っています。決して強い言い方だけではなく、抑揚の付け方次第では優しい会話のシチュエーションでも使うことができます。
You know what? I had heard amazing! ちょっと聞いて!すごいこと聞いちゃったの!
plenty of rest:ゆっくり休む
Take a restよりも、より深く休む時に使われます。単に、疲れた時の休みだけでなく体調が悪いときの休養という意味でも使うことができます。
I’m gonna have a plenty of rest today. 今日はゆっくり寝るよ。
「I need plenty of rest in case tomorrow is a great day..」 明日がとっても素晴らしい日かもしれないから、今日はゆっくり休んでおかないと。
スヌーピーがダラダラと過ごしている言い訳としてぼんやりと頭に浮かべている名言です。ただ寝ているんじゃなく、素晴らしい明日に備えているだけだ!と彼は主張しています。
done right:ちゃんとする
Doneはdoの過去分詞系のため、「正しく行われた」という意味にとらえることもできます。今回のケースでのdoneは口語(スラング)としての使われ方である「やった」という訳しかたになります。
これにrightが付くので「ちゃんとする・ちゃんとやった」という意味になるのです。
Done right! ちゃんとやったよ。
作中では、スヌーピーが上記のようなセリフを頭に思い浮かべています。
Who Cares?:だから何?・構うもんか
こちらは典型的な口語であり、非常にラフな表現なので、ビジネスシーンや目上の人に対しては使わない方がよいでしょう。親しい友人同士のくだけた会話の中では、多く使われます。
Who cares? He’s always like this! だから?彼はいつもあんな感じだよ。
マーシーが、チャーリーブラウンに対して照れながら言っています。普段、あまり積極的になれないマーシーが、頑張って自分の気持ちを伝えるシーンです。
pretend not to see:見ないふりをして・見てみぬふりをして
いつも優秀なマーシーが、平凡なミスをしてしまった時の一言。いつもはこんな間違いはしない彼女だからこそ、なかったことにしたかったのでしょう。
スヌーピーは英語初心者にもオススメ
スヌーピーは4コマ漫画やテレビで放映しているショートアニメなど、1つ1つの話が短いため、英語初心者でも取り掛かりやすい内容となっています。
可愛いキャラクターと一緒に、楽しみながら英語の勉強をしてみてはいかがでしょうか?
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