留学は辛いことも多い!イギリス交換留学でつらかった経験を告白

イギリス留学

留学と聞くと、多くの人が華のある世界に行くことだと思っているように感じます。

「現地に数日いるだけでも楽しい海外旅行なのに、そこに長期間滞在するなんてもっと楽しいに決まっている!自分で選んだ選択なのだから楽しそう!外国人と一緒に陽気にパーティーをしていそう!」

こんなイメージを持たれることが多いですが、これから留学する場合には楽しい面だけを知っておくのは都合が良いのかもしれません。

あまり、ぶっちゃけたつらい留学の話なんて生々しくて聞きませんよね。

ここでは、私がイギリスへの交換留学で感じたリアルな感情を赤裸々に語っていきたいと思います。

1年を通してホームシックでつらかった

私にとってイギリスへの交換留学は自分で選んだ道で夢でもありました。留学をした後にやりたいことがなくなって燃え尽き症候群になってしまったくらいです。それなのに、実は1年を通してつらかったです。

何がつらかったのかというと、それはもう漠然とした心の落ち込みですね。原因はホームシックです。

高校生の時にも短期留学をしていて、その時には海外に行ったことがある友達全員からホームシックになるよと脅されました。

けれど、私はイギリスの魅力に取りつかれてそんな感情になることは一ミリもありませんでした。

この経験から自分はホームシックとは無関係だと思ってしまっていましたし、大学生にもなったのだからという思いもあって家族が恋しいと思うことはないと、ホームシックになることを考えてもいませんでした。

週に一度は家族とSkypeをし、それがないととても寂しかったです。

寮とは言え、高校時代のようにホームステイではなく一人の時間が長くあったせいもあったのでしょう。

友達はいたものの、家族という存在とはやっぱり別でしたし、寂しいなんて弱音を吐けませんでした。

「帰りたい」・・・何がつらいというわけでもないのに寂しいという気持ちからここまでなるとは思わず、授業をサボった時もありました。

手紙では、家族から「どうしても無理なら返っておいで」という言葉がありましたが、その「無理」な線がどこかわからず、また、留学している世界に散らばった仲間の中で一人だけ脱落して帰国するということが怖くもありました。

留学することが夢だというのに、こんな理由で帰国するなんて、という情けなさもありましたね。

イギリス到着直後に財布をなくす事件発生!

私がここまでホームシックになった理由は厳密にはわかりませんが、きっかけとなったのは、現地の空港に着いてすぐに財布をなくしたという事件だったと思います。

学校が始まる前に色々買い物をしておこうとか、教科書を買いそろえないといけないとか、色々考えていましたが、それはお金があったらできる話。

すられたのか落としたのかわかりませんが、イギリスに足を踏み入れた瞬間に財布をなくすというまさかの事態にかなり動揺しました。

こんなベタな落とし穴に自分がハマるとは!

一緒にそこへ留学した子なんておらず、自分のことを誰も知らない世界に着いたばかりだったので、しょっぱなからお金を貸してなんて誰にも言えませんでした。

幸い、寮だったので雨風を避ける寝床、そして食堂もついていたので食料にもありつけました。

別で持っていたお金も多少はあったのですが、カード紛失となったため再発行まで生き延びるために最低限しか使えません。

カードの再発行手続きは日本で行い、それがイギリスに届くまでに2週間~3週間かかりました。その間私のテンションはダダ下がりです。

教科書もなし、観光する余裕もなし、気持ちも落ち込んでしまい、ここから頼れる人がいないという寂しさ、つまりはホームシックへとつながっていったのかなと分析します。

先生と生徒の言っていることがまるでわからない

交換留学制度を利用するに当たり、その大学で学ぶにふさわしい英語力があるかどうかは日本にいる間に大学でテストされました。

そこで私は無条件合格となったのですが、実際に現地で授業を受けてみるとすさまじい洗礼が待っていました。

授業や生徒によっては何を言っているかわかるのですが、人によってさっぱりわからなかったのです。

これは、場所がスコットランドという特に年配を中心に訛りが激しい地域であったこと、さらに学校に集まる生徒の4割は留学生でそれぞれお国の訛りがあったことが大きく影響していました。

単純に私の英語力が足りないのかなと思ったのですが、空港から寮に向かう際に一緒にタクシーを利用した中国人の子が、タクシー運転手が電話で話している内容を聞いて、私に「彼が話しているのは英語だよね・・・?」と聞いてきました。

カナダ人の教授も、家に訪ねてきたスコットランド人の「How are you?」がわからなくて、親に何と言っていたか聞いたと聞きました。

人によって英語のネイティブスピーカーでもわからないのです。

そして残念ながら、私の耳ではそれをこの留学中に習得して聞き分けることができるようにはなりませんでした。

その努力をしようと思っても、あまりにわからなすぎてしようとしなかったというのが正確な言い方でしょう。

最も困ったのは授業中です。講義形式の授業なら座っているだけでも時間は経ってはいきますが、週に一度のディスカッションは地獄でした。

先生も生徒も何を言っているかわからないのに発言をしなければならない50分。

留学生は私一人だけですが、私が選んだ大学は留学生だからといって特別扱いは全くしません。

人は言葉を使ってコミュニケーションをします。それがわからないというのは予想以上につらく、この授業の単位は落としました。

授業は苦痛以外の何物でもありませんでした。

ただ、単位を落としたことに対しては納得が行っています。

有名な大学だったので、そこが私ごときに単位をあげたらむしろ信頼が失墜してしまいます。

そこは留学生だからという理由を突っぱねてくれてありがたかったなと思いますね。そんな簡単な大学ではない、伝統ある大学ということを改めて感じられて良かったです。

よく、友情は国境を超えるとか、言葉は関係ないとか言いますが、それは学校生活以外で言われていないでしょうか。

旅行だったり、テレビでのロケだったり。私と同じように言葉の壁を感じた人は、SNSで「言葉の壁は心の壁」とつぶやいており、かなり精神的にやられているなという話を日本人の友達から聞いたりもしました。

なんとか友達は作れたのは救い

救いだったのは、アジア人の英語は聞き取りやすいという点でした。最初、私は日本人をあえて避けていました。

よく、留学中に日本人同士でつるむと英語力が伸びないとデメリットとして指摘されていますよね。

私がした留学は語学留学ではありませんでしたが、まだまだ英語力はないので避けていたのです。

しかし、こうも言葉が通じないとなるとつらいものがあります。そして、自然とできたのは日本人、香港人、中国人など、アジア人のグループでした。

彼らをそこまでして避けることもないでしょうし、とりあえず日本語ではなく英語を喋っているのだからということでそこから人を避けることはやめました。

私はもともと喋ることが嫌いではないですし、初対面でも話せる性格なのですが、言葉が通じないとなるとそんなことは無意味になってしまいます。

心を健康に保つためには、話が通じる相手と一緒にいることが必要でした。

睡眠妨害!隣のパーティーボーイに手を焼いた日々

私は留学で初めて寮暮らしを始めました。今までは戸建て住宅で暮らしてきたため、ここで初めて集団住宅に住むこととなります。

ここでもトラブルが起こりました。

私が住んでいた寮は防音が最悪で、隣の黒人パーティーボーイの騒音に悩まされることとなりました。人生で初めて戸建ての良さを痛感したのを覚えています。

多少なら我慢もできるのですが、彼は毎夜というほどかなりの頻度で自室にあふれんばかりの友人を呼んでパーティーをしていました。

部屋からあふれた人は私の部屋の扉の前にまで座り、のぞき穴からうんざりしながら見ていました。

でも、睡眠が確保できないのは健康的にもよくないですし、これは我慢する必要はないと思ってはっきり言ってやりました。

「ここの寮は防音がなってないから、君の一言一言が聞こえてくる。パーティーはやめてくれない?」と。

寮にはパントリーや談話室があるので、パーティーがしたいならそこでできるのです。

それに対して彼は、「金曜日だけは良いよね?」と返してきましたが、日本人らしくなく私は頑として譲りませんでした。

それからは静かになり、別の場所でパーティーをしてくれたので平穏な日々を取り戻すことができました。

お酒を飲める年齢の人もいますし、自分より年下でまだ子どもじみているなと思う人もいます。

男女も国籍も年齢も関係なく入る寮だったため世界中から来た文化が混じり合い、面白い反面このようなトラブルも起こりうることはこれから留学する方には覚えておいて欲しいところかなと思います。

留学は楽しいことだけではない

きっとこの記事は、これから留学する方にとっては不安にさせてしまうような内容が満載だったでしょうね。

私もそうだったのですが留学をして楽しかったとか、ためになったという話は多く聞くものの、つらい経験や挫折経験を人から聞いたことはありませんでした。

話しにくい、プライドがあるということもあるでしょう。でも、事実として良い面だけではないことは知っておいて損はないと思います。

もし自分が失敗や挫折をしたとしても、それはあなただけがすることではないと知っていれば幾分か心も落ち着くのではないでしょうか。

1年もあれば、留学に限らず楽しいこともつらいことも両方あるのがむしろ普通ですよね。

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