関係副詞が難しいと分からないと困っている人向けに解説

英語勉強

物や人について関係代名詞節を使って後ろから修飾するときは、thatやwhoを使いました。

それでは、ここでは時や場所を修飾するときはどうするかについて学んでみましょう。

新しいことを勉強するときは理解できるかどうか不安になるものですが、心配することはありません。

この関係副詞も一定のルールに従って特定の単語に修飾語句としての役割を与えているだけです。

どういう語句がどういう役割をはたしているのか、そこさえ理解すれば、あとはルールに従って考えていけばいいだけです。

関係副詞とは接続詞と副詞の働きをして形容詞節をつくり、前にある単語、場所や時にかかわる先行詞を修飾するものです。

このように、解説しようとするとどうしてもまわりくどい難しい言い方になってしまうのが、文法を勉強するときの一番の問題点かもしれませんね。

具体的な例文に触れていけば、簡単にそのルールを把握し理解を進めることができます。

関係副詞の要点

まず最初に関係副詞の要点をまとめておきましょう。

① 修飾される語句が、場所、時、理由、方法を意味する場合に、それぞれの関係副詞、where、when、why、howを使って関係副詞節をつくり修飾する。

② 文法上フォーマルなかたちである、前置詞+関係代名詞(in whichなど)を簡単にカジュアルに1語で表すために使う。

この2点をまず最初になんとなく頭に入れておきましょう。

関係副詞 where

代表的な関係副詞はwhereです。

where以下の節(主語+動詞のかたち)により、その前にある名詞(先行詞)を修飾します。
そしてその名詞はなんらかの場所を示す語句になっています。

inが不要になる関係副詞

She went to the small town where only ten people were living.
「彼女は人口わずか10人の小さな町へ行った。」

先行詞は the small town、関係副詞whereはそのthe small townを意味しています。

関係副詞を使うときに注目すべきなのは、たとえばこの関係副詞whereを使うとその関係副詞節内の動詞の後の前置詞が不要になっているということです。

where以下の関係副詞節の動詞livingの後に続くべきinが不要となっています。

もう1つ例を出してみましょう。

The house where I lived when I was a child was very small.
「子どもの時に住んでいた家はとても小さかった。」

先行詞はthe houseです。

こちらも同じくlivedのあとのinが不要となっています。

toが不要になる関係副詞

He visited the school where I went when I was a kid.
「彼は私が子どもの時に通っていた学校を訪ねた。」

先行詞はthe school、関係副詞whereはそのthe schoolを意味しています。

went toのtoが不要となっています。

The museum where I really want to go is in Ueno.
「私が是非行きたいと思っている博物館は上野にある。」

先行詞はthe museumです。

go toのtoが不要となっています。

これは関係副詞whereにはそれらの前置詞(inやto)の意味が含まれているとされているからです。

関係副詞whereは関係代名詞whichに言い換える事が可能

もうひとつこの関係副詞について知っておくべきことは、実はたとえばこの関係副詞whereは関係代名詞whichにて言い換えることができるということなのです。

先ほどの例文を全てwhichに書き換えてみます。

  1. She went to the small town which only ten people were living in.
  2. He visited the school which I went to when I was a kid.
  3. The museum which I really want to go to is in Ueno.
  4. The house which I lived in when I was a child was very small.

このように関係代名詞whichを使うと、関係副詞whereでは不要であった、関係詞節の中の動詞の後の前置詞がこんどは必要となっています。

この違いは次のように説明することができます。

関係副詞whereに続く節は、それだけを抜き出すと一つの文(センテンス)として完結しています。
一方、関係代名詞whichに続く節は、動詞+前置詞に続くべき目的語がそこにはなく、文(センテンス)としては完結していません。不足しているものがあるのです。それが関係代名詞(=先行詞)となっています。

関係副詞を使った文では、whereに続く節

Only ten people were living.は一つの文(センテンス)として成り立っています。
「10人だけが暮らしていた。」
were livingのあとに前置詞がないため、場所の特定が必要なく「生活していた」という状態を単に表している文となります。

関係代名詞whichを使った場合は、関係代名詞節

only ten people were living in、となりますが、inがあることにより場所の特定を求められているにもかかわらずそれが抜けていることになります。
その抜けている部分がthe small town(=which)となるのですね。

前置詞inの位置は関係代名詞whichの前に置かれる

そしてもうひとつ覚えておきたいのは、こういった場合の前置詞inの位置は関係代名詞whichの前に置かれることがあり、実はそのかたちが英語の文法上はよりフォーマルな、正式な語順なのです。

つまり、

She went to the small town in which only ten people were living.

という表現がいってみれば正式な英語のかたちなのです。

ですから、関係副詞whereはこのフォーマルなin whichに対して、2語をすっきりと1語にして、すこしカジュアルな感じで単純に表現しようということなのです。

このフォーマル感とカジュアル感の違いは日本語には該当するものがなくその違いを表現しづらいためなかなか理解できないかもしれません。

あまり難しく考えずに、関係代名詞whichの前に前置詞がある場合は関係副詞で1語に言い換えができると理解しておいてください。

もう少し例文を紹介してみましょう。

There are some stores where we can buy nice clothes in this building.
「このビルにはステキな衣服を買えるいくつかのお店があります。」
関係代名詞whichで言い換えてみましょう。
There are some stores at which we can buy nice clothes in this building.
Many foreign tourists visit the famous shrine where the statue of Omura Masujiro stands.
「多くの外国人観光客が大村益次郎の銅像の建つ有名な神社を訪れる。」
Many foreign tourists visit the famous shrine in which the statue of Omura Masujiro stands.
This is the best place where we can see the parade well
「ここがそのパレードをよく見える最高の場所です。」
whichで言い換えますと、
This is the best place at which we can see the parade well.
Nihonbashi is the point where the national route 1 starts.
「日本橋は国道1号線の起点です。」
Nihonbashi is the point at which the national route 1 starts.

関係副詞 when

時にかかわる先行詞を修飾するには関係副詞whenに続く節を使います。

関係副詞whereと同様に、接続詞と副詞の役割を持って、前にある名詞(先行詞)を修飾します。

例文を見てみましょう。

He remembers the day when he met her for the first time.
「彼は初めて彼女に会った日を覚えている。」

こちらもwhereと同じように、関係代名詞whichでの言い換えができます。

He remembers the day on which he met her for the first time.

先行詞がday(日)ですからwhichの前(あるいはこの場合はmet herの後)には前置詞onが置かれます。

I will never forget the day when Nancy left Tokyo for London.
「僕はナンシーが東京を去りロンドンへ向った日を決して忘れないでしょう。」

言い換えますと次のようになります。

I will never forget the day on which Nancy left Tokyo for London.
そのほかにも幾つカレイを出してみます。
Are there any days when you are free to see me in the next month?
「来月は会える日あるかしら。」
Are there any days on which you are free to see me in the next month.
December 22nd is the day when daytime is the shortest in a year.
「12月22日は1年でもっとも日が短い日です。」
December 22nd is the day on which daytime is the shortest in a year.
The year when he was born is 2001.
「彼が生まれた年は2001年です。」
The year in which he was born is 2001.

関係副詞 why

理由に関する言葉を修飾する関係副詞はwhyです。

This is the reason why I was late.
「これが私が遅れた理由です。」

実は関係副詞whyの先行詞はreasonしかないのです。
ですから、この先行詞はほとんどの場合省略されます。

This is why I was late.

また、あえてwhichに置き換えると、for whichとなります。

I don’t know why he was angry with me.
「私は彼が私に怒っていた理由が分からない。」
I don’t know the reason for which he was angry with me.

関係副詞 how

方法に関する語句、the wayを修飾するときの関係副詞です。
しかしこのthe wayは必ず省略されます。

This is how I learned Germany.
「これが私がドイツ語を学んだ方法です。」

あえてthe wayを書き入れますと、
This is the way how I learned Germany.
となります。

関係副詞の練習問題

(   )に入る語句は何でしょう。

This is the house ( ) I lived in my childhood.

The museum ( ) we went last week is very famous.

Summer is the season ( ) people most often travel abroad.

That is the office ( ) he works.

This is a time ( ) we have to make a choice.

She loves the town ( ) she spent her childhood.

I will not forget the time ( ) we met each other.

He knows the place ( ) we are meeting.

This is the temple ( ) I went three years ago.

This is the place ( ) I have long wanted to live.

単語を正しく並び替えましょう

あなたが英語を身につけた方法を教えてください。
( how, mastered, me, tell, you, English )

ここは、ローマ法王が去年訪れた有名な街だ。
( the, last, went, the Pope, where, year, is, this, famous, city )

まとめ

すこしややこしい関係副詞でしたが、関係代名詞の応用であって、逆に簡単に表現するためのものでしたね。

この関係副詞も英語を勉強するなかでとても大事な後置修飾(後ろから訳す)の一つです。

後置修飾のいろんなかたちを理解することが英語の能力の向上につながります。
これからも勉強を進めていきましょう。

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