これから留学するぞ!となれば、日本でしておきたい準備は山ほどありますよね。ビザの発行だったりスーツケースの準備だったり学校への手続きだったり・・・
しかし、実はそれら以外にも忘れがちな準備しておきたいことに「身体のメンテナンス」があります。
実際に私も長期留学前にしておいて良かったなと感じたことがあるので、それらを中心にご紹介していきます。
長期留学2ヶ月前には歯医者へ行こう
特にこれと言って病気がないという場合でも、長期留学前に行くべきなのは歯医者です。
海外は歯医者へ行ってかかるお金がとんでもなく高いということもあり、現地の人でもわざわざ国外へ行って歯医者に行くということさえあるのです。
自国民でないなら保険の関係もあるので、なおさら日本で歯のメンテナンスはしておいた方が良いというわけです。
何故留学の2ヶ月前に歯医者へ行くべきなのかというと、もし虫歯があれば日本はそれを治療するのに間をあけて通うことになるからです。
実際、私は特に症状を感じないような小さい虫歯が複数あり、それらすべてを治そうと思ったら結構な時間がかかりました。
もし留学までに治療できなかったらまずいと思い、留学する旨を伝えました。すると、それまでに予約をしっかり決めてくれたので助かりました。
すぐに治療できると思っていたので早めに行った方が良いなという経験から、歯医者に行く場合は2ヶ月前がベストと定めました。
また、虫歯もそうですが忘れがちなのが親知らずの存在です。もし留学中に生えてきたら、莫大な費用がかかってしまうかもしれません。
レントゲンを撮ればいつ生えてくるかがわかるので相談してみましょう。私の場合はしっかり歯茎の中に埋まっており、そんなすぐには出てこないよと言われて終わりました。
虫歯などの症状がなく自覚がないとどうしても歯医者は見落としがちになってしまう場所ですが、留学前には身体全体のメンテナンスをしっかり行うことが大切です。
常備薬の説明書を英語で作っておこう
かかりつけの病院や、そこでもらって定期的に飲んでいる薬がある場合には、その薬の説明書を英訳しておきましょう。
現地で何か体調に変化があった場合、日本の薬では現地の医者でも戸惑ってしまいます。
持病がある場合も同じく、自分の病名や症状を英訳したものを所持しておくと安心です。
私も毎日飲んでいる薬があったので、それは医師に相談して英訳し、できたものを見せに行きました。
仮に留学中に何も起きなくても、この説明書があるというだけで安心材料になるのでおすすめです。
常備薬が足りなくなることを医師に相談しよう
常備薬でも、定期的な診察が必要になるため一度に長期留学中に必要な分だけもらえるということは少ないでしょう。
どうしても体調を見ながら薬を出さないと、医師としては困るものです。
しかし、そんなことを言われては医師から出されている常備薬がある人は全員留学できなくなってしまいます。
薬なしで慣れない環境で長期間暮らすのは不安が大きすぎますよね。
私は、このことを医師に相談しました。すると、病状が長年変わらず安定していることから家族が定期的に医者を訪れ、薬だけをもらうということを許してくれました。ダメだという場合は現地の医者にかかることになるのでしょうけれど、そこは相談次第だと思います。
処方箋を薬局へ持って行くと、薬剤師さんからは「たまには本人さんが来てくださいね、診察を受けてくださいね」と言われたと後で家族から聞きましたが、留学していると伝えると黙ってしまったそうです。
医師には話が通っているので問題はないのですが、薬剤師さんまでは伝わっていないこともありますね。
家族が受け取ってくれた薬は定期的に郵便で届き、私は通常の生活を海外で送ることができました。
現地ではできるだけ医者にかかりたくないものなので、家族のサポートがあるとありがたいなと思いました。
体調が悪い時に医師に専門用語を英語で伝えるのはつらいものです。だからこそ日本での万全な準備が必要になると思います。
美容院に行っておくのも良し
欧米に留学する場合、欧米人とアジア人との髪質の違いはご存知でしょうか。欧米人の髪は細いのですが、アジア人の髪は固いです。
アジア人の髪に慣れない欧米人の美容師に髪を切ってもらうと、切った瞬間にあまりに髪が勢いよく飛び散るのでびっくりするなんていう話もあります。
もちろん現地で髪を切ってもらうのも良いのですが、あまり乗り気ではないなという場合には日本で長期間切らなくても良い髪型を提案してもらうのもアリです。
私は女性ですが、一番楽で切らずに良い髪型はロングストレートだと教えてもらい、その通りにしてもらいました。
髪が伸びてもそのまま長くなるだけですし、前髪なら自分で切れるから確かにとても楽でした。髪も染めていかなかったのですが、黒髪は欧米では目立つかもしれませんね。
ロングストレートは髪が邪魔になればサッと一つ結びにできるので女性ならおすすめ。でも、もし留学先の水が硬水なら髪がきしむ場合があるのでこれには注意です。
日本の水は軟水といって、カルシウムやマグネシウムが少ない水ですが、欧米では硬水が多いです。
軟水なら水道水でも日本と同じなので躊躇なく飲めると思いますが、硬水では慣れないとちょっとお腹を壊してしまうかもしれませんね。お店で買うのが無難でしょう。
髪にもその水の影響は多少なりとも表れてくるので、髪を大事にしたいという場合はこれも美容師さんに相談してみましょう。
欧米と日本との髪質と水質の違いは行ってみないと気付きにくいものです。
まとめ
歯医者、常備薬の英訳・郵送、美容院。現地でもどうにかなることかもしれませんが、やはり慣れたところでしっかりと準備しておいた方が安心ではありますよね。
特に薬に関しては万が一ということがあるので、自分の身体のことは自分で守れるようにしておくことが重要だと思います。
そのためには、早めの準備とメンテナンスの同時進行管理も頭に入れておきましょう。
コメント