海外旅行をする時に絶対に避けられないのが、ホテルでのチェックインです。
英語が喋れないとホテルのチェックインをする時も緊張して伝えられないですよね。
実際に外国人の旅行者が多いホテルのフロントで働いていて、今まで何千人と接してきたのでどのようなパターンのやりとりがあるかわかります。
ですが初めての海外旅行だと、「名前を言えば大丈夫なのか・・・。」「とりあえず「Yes」って言っておこう」みたいな、分からないけどとりあえず進めちゃうみたいな人も少なくないはず。
誰も喋れる人がいなくて、適当に返事しても変な部屋に通されたら嫌ですよね。
そんな時のために、これだけは押さえておけ!という「海外旅行のホテルでチェックインする時に必要な英語」を全てまとめました。
チェックインに必要なもの
まずはフロントでチェックインをスムーズに進める際に、必要なものを用意しておきましょう。
チェックインで準備する物
- パスポート
- バウチャー(予約が確認できるもの)
- クレジットカード(事前に支払いしてない場合)
これらは必ず用意しておきましょう。
特にパスポートに関しては、フロントでコピーされるので必ず提示するようにしましょう。
また、バウチャーとは予約の確認する書類のことです。
もしバウチャーが無かったり予約画面が見せられない場合は、名前を言う事で予約を確認できる事が多いので心配しないでも大丈夫です。
もしどうしても見つからない場合は、見つからない旨を伝えればホテル側が問い合わせてくれます。
フロントは通じない?レセプションが正しい
英語のフレーズの前によくある間違いですが、海外では受付のことを「フロント」とは呼びません。
日本で呼ぶ「フロント」は和製英語で、英語だと「レセプション(reception)」と言います。
例えばフロントがどこか分からなくて、スタッフに「フロント?」みたいに聞いても通じないので注意しましょう。
絶対に覚えておくべきチェックインの英語
英語はフレーズを覚えておくとかなり応用が利きます。
特にチェックインの時に絶対覚えておくべきフレーズは2つです。
- Do you have 〜?(〜はありますか?〜は持ってますか?)
- I’d like to 〜.(〜したいです)
この2つはかなり使えるので、何かをしたい時には先頭につけるだけで伝わりやすいです。
チェックインをしたいです
- Check-in, please
- I’d like to check-in, please(丁寧)
基本的にチェックインをしたい時は「Check-in, please(チェックイン、プリーズ)」と言えば問題ありません。
もっと丁寧に言いたい場合は「I’d like to check-in, please」と言ってみましょう。
チェックインが伝わればフロントは予約の確認手続きに入ります。
パスポートを持っていますか?
チェックインをしたい旨を伝えた場合、フロントからパスポートを持っているか聞かれる場合があります。
- May I have your passport, please?
- Could I have your passport, please?
どちらも同じ「パスポートを見せてください」という意味です。
海外旅行者は必ずパスポートの提示と印刷が義務付けられています。
May I take a print of your passport, please?(パスポートを印刷してもいいですか?)
聞かれた場合は「Yes」と言ってコピーを承諾しましょう。
バウチャーを持っていますか?
予約が確認できない場合はバウチャー(予約確認書)の提示をお願いされる場合があります。
またバウチャーは、他にも「クーポン(coupon)」や「予約確認書(confirmation slip)」「ホテルオーダー(Hotel Order)」と呼んだりもするので気をつけてください。
May I have your voucher, please(バウチャーを拝見できますか?)
もしバウチャーやクーポンを持っていない場合は、持っていないことを伝えましょう。
I don’t have a voucher(バウチャーを持っていません)
バウチャーがどうしても見つからない場合
もしバウチャーが見つからなくても、ホテル側がどうしてもバウチャーを回収したい場合もあります。
その場合は、「バウチャーが見つからないから後で探します」と伝えてください。
- I’ll check it later(バウチャーはあとで探します)
- If I find it,I’ll bring it here.(もしバウチャーを見つけたらフロントへ持って行きます)
「it」とは「バウチャー」の事です。
なので、話が途中で途切れていたら「it」の部分を「voucher」にして伝えてください。
レジストレーションカード(レジカード)を記入する
レジストレーションカードとは、ホテルで名前や住所などを記入する用紙のことです。
Could you fill out the registration card, please(レジカードの記入をお願いいたします)
名前などは読みやすいように書いてあげてください。
禁煙室(喫煙室)をお願いします。
本当によくあるのですが、禁煙室を予約してたはずなのに喫煙室になっているとか、喫煙室を予約したはずなのに禁煙室になっているとか。
なので、禁煙室をお願いしますは絶対に言えるようにしましょう。
- I’d like a non-smoking room, please(禁煙室でお願いします)
- I’d like a smoking room, please(喫煙室でお願いします)
タバコを吸わない人にとっては喫煙室は本当にきついので、もし間違っていた場合は何回も頑張って言ってみると交換してくれる可能性もあります。
ここで少し頑張るかで旅行が楽しくなるかならないかも決まってきますので、もし間違っていた場合は何回か言ってみると効果がある場合もあります。
荷物をチェックインまで預かっていただけますか?
チェックイン予定時間より早くついてしまった場合はなどは、部屋に入ることはできません。
ですが、荷物を置いて遊びに行きたいので、その場合はチェックインまで荷物を預けるように伝えましょう。
Can you keep my luggage here until the check-in?
このように伝えれば、チェックインの時にお部屋が使えなくても荷物を預けて遊びに行くことができます。
Wi-Fiのパスワードは何ですか?
海外でWi-Fiが使えないほど悲しいことはありません。
Wi-Fiが使えないホテルもありますが、それなりにしっかりしてればWi-Fiが使えるホテルが殆どです。
チェックインの時にWi-Fiパスワードはしっかり確認しておきましょう。
- What’s the Wi-Fi password?
- Can I have the Wi-Fi password?
難しい場合は「Wi-Fi password?」と聞けば察してくれます。
場所によってはフリーで使える場合もあります。
ホテルで使えると便利な英会話(チェックイン時)
これまでに紹介した内容ができればチェックインでグダグダになるということは基本的にないはずです。
ですが、もうちょっと聞きたいことがあったりしますよね。
そんな時に役に立つ英会話を紹介します。
日本語を話せるスタッフはいますか?
いきなり言うとホテル側も困りますが、英語が全くわからなかったり、案内をして欲しい時は絶対に日本語が喋れる人がいると安心して過ごせます。
なので、チェックインの時には日本語を話せるスタッフがいるかどうかは確認して置いたほうが安心度が違います。
- Do you have any Japanese staff here?(日本人スタッフはいますか?)
- Is there anyone who can speak Japanese?(日本語を喋れる人はいますか?)
微妙に意味が違うので、その時に合わせて使ってください。
両替はできますか?
基本的にホテルで両替すると、換金率が悪いのであまりオススメはしません。
ですが、ホテルのフロントでも換金はできますので、その時はスタッフに訪ねてください。
- Can you please exchange yen into dollars?(円からドルに両替してください)
- Could you make change for this bill?(小さい額に両替してください)
小さい額に崩したい(両替)したい時も、フロントに言えば応じてくれます。
海外では大きな金額(日本だと1万円)を出すと困る場合が多いので、小さなお札も持っていると便利です。
早くチェックインできますか?
予定よりちょっと早くついちゃったけど、お部屋に入りたい時ありますよね。
混雑時は無理ですが、部屋が空いていればあまりに早くなければ部屋に入れる場合があります。
May I check in early?(アーリーチェックインはできますか?)
チェックイン時間があと少しでくる場合などは、ダメもとで聞いてみるのも良いです。
ただ、あまりにも早すぎると追加料金を取られる事もあるので注意してください。
朝食はどこですか?
朝食の場所と時間は予め確認しておきましょう。
- Where is the breakfast?(朝食の場所はどこですか?)
- What time is the breakfast?(朝食の時間は何時ですか?)
この2つは意外に忘れがちなので、聞いておくと便利です。
貴重品を預けたいです(セーフティボックス)
基本的に貴重品は身につけておくのが良いのですが、部屋に置いておく場合はセーフティボックスを使うとより安全です。
セーフティボックスはフロントで預かる場合と、貸出してくれる場合があるので聞いてみましょう。(お部屋についている場合もあります)
- I’d like to use a safety deposit box.(貴重品を預けたいのですが)
- Do you have any safety box?(セーフティボックスはありますか?)
まとめ
海外旅行でのチェックインは英語ができないと緊張してしまいますが、実はそんなに難しい英語は使いません。
5つくらいのフレーズを覚えておけば、特に困る事もないです。
せっかくの旅行なのでチェックインの時にイライラしたくないですよね。
意外に禁煙のはずが喫煙などトラブルもあったりするので、しっかりと聞いて希望を伝えられるようにしておきましょう。
また聞き取れなかったとしても「non-smoking?」のように聞き返すだけでも確認ができます。
スムーズにチェックインして快適にホテルを過ごしてください。
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