英語が話せるようになりたいと思う人の中には、座学で学ぶような堅い話し方よりも、英語が母国語である人が話すようなフランクで自然な言い回しを学びたいと思う方も多いでしょう。
人気映画から、ネイティブスピーカーが使うようなナチュラルな英語を学んでいきませんか?中でも、日常的に頻度高く使える口語やワードを集めてみました。
この記事を読めば、教科書には載っていないフランクな話し言葉を見に付けることができますよ!
Hang on! :ちょっと待って!
待つというとwaitをイメージしがちですが、口語の場合は圧倒的にこのHang onが使われます。類語としてHold onがありますが、どちらも基本的には同義です。
ただHand onのほうが、若者が使うようなラフな言葉という印象を受けます。
といったように文中に混ぜて使うこともできます。WaitよりもHang onの方が堅苦しくなく友人同士の会話に最適です。
Fab:とてもいい感じ
若者言葉で表すと「まじイケてる」「超素敵」といったところでしょう。素晴らしいという意味を持つfabulousの省略形で、スラングとして若者が多く使っています。
もちろん、メールやチャットなどでの使用もできますので、覚えておくと便利です。
このように文中でも使えますし、Fab‼ 単体で使ってもOKです。
劇中では、久しぶりに会った友人や着飾った花嫁姿のソフィアに向けて「You looks fab!!」と、服装や髪型を褒めるシーンで何度も使われています。
Mr. Right:理想の人
この際のrightは、「右」という意味ではなく「正しい」という意味です。直訳すると「正しい人」となりますが、英語では「理想の人」という意味になります。
Mr.が付いていますので、女性が男性を指して使う言葉です。
マンマ・ミーアの中では、ドナの友人である恋多きターニャが上記のような発言をして笑いを誘っています。一方で男性が女性の事をMrs,Rightと言うことは少ないため注意しましょう。
Speak for yourself:一緒にしないで・勝手に言ってれば
文章としてみると、「自分の意見」と訳されることが多いですが、口語としては「相手の意見に否定的な時の返答」として使うことができます。
Speak for yourself. I don’t think so. そんなことないよ、私はそうは思わないけどね。
このように抑揚の付け方次第で強い否定にも柔らかい文章にも使うことができます。
相手の意見を否定する際にI don’t think so.は多く使われますが、前にSpeak for yourselfを付けることで一気にこなれ感が出ます。
hush-hush:内緒ね・言っちゃだめ
Hushは単体で「静かに」という意味を持ちます。日本語でいうところの「しーっ」と同じようなものですね。そしてこれを繰り返して言うと、「極秘・言っちゃだめ」という意味になるのです。
it’s a hush hush story. 秘密の話
といった使い方をします。
映画の中では、ビルとハリーがこっそり話している時に、この文章が使われています。
let you down:がっかりさせる
Let downで「失望させる・がっかりさせる」という意味になります。Youがはいるので、がっかりするのは話している相手でしょう。HeやSheを入れればがっかりする人が変わってきます。
Don’t let it get you down. (そんなことで)がっかりするなよ
What if:もし~ならどうする?・~してみたらどう?
what ifとは、What would you do ifやwhat will you do ifの略であり、会話の中では圧倒的にWhat ifが多く使われます。チャットなどでは、wat ifと表記されることもあるでしょう。
このWhat ifはネイティブスピーカーがとてもよく使う言い回しですが、日本人はwhat aboutやIfから始まる長い言い回しを使いがちです。
What if he actually likes you. もし彼が本当はあなたのことが好きだったら
What if you try? やってみたらどう?
劇中ではハリーとドナが、ソフィの結婚式の付き添いを誰がやるかでもめているシーンで使われています。
父親とは、つまりはハリー自身のことです。ソフィが、父親とバージンロードを歩きたいと望んでおり、父親候補である自分もそうしたいんだ!という意味で使っている様ですね。
まとめ
このように、短い文で簡単に相手に提案や仮の状況を提示しての質問をすることができます。頭で略語にしようと考えるのではなく、文章や言い回しを覚えておくほうが良いでしょう。
マンマ・ミーアの良い点は、堅苦しい英語があまり出てこないところです。登場する人物は皆ノリノリでスラング混じりの自然な話し言葉を使って会話が進んでいきます。
このようなラフな英語は、理屈を頭に叩き込むよりも、実際の使われ方を丸暗記して慣れる方が早いでしょう。
映画のセリフには、他にも多くのカジュアルな英文が使われています。映画を見て楽しみながら英語の勉強をしてみてはいかがでしょうか?
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