Lady Gagaの曲は本当にかっこよくて、英語で使ってみたい!と思えるようなフレーズがいっぱいあります。
トップシンガーとしてだけでなく、ファッションアイコン・政治的思想など様々な点で世界から注目を集めています。
リスニング能力の向上・耳を英語に慣らすという意味でも、日常的に洋楽を聞くことは非常に効果的だと考えられています。
Lady Gagaの名曲の中に使われている、覚えておきたい英語の使い方をピックアップしてみました。歌を聞きながら、使い方を丸暗記して自分のものにしてみましょう。
Poker Face
‘em:themの省略形
ネイティブスピーカー(特にアメリカ英語)では、口語や歌などで単語の音が省略される場面が多々あります。今回の’emもその一つで、themを省略したものです。
Put’em up!両手を上げて!(ライブなどで盛り上がる掛け声)
他にも、herは’er・himは’imと音が省略されます。
これは、日本語で言う「ら抜き言葉」のようなもので、カジュアルなシーンであれば老若男女問わず使われますが、かしこまったシーンでは使われないので注意しましょう。
I’m not lying:嘘じゃない
lyingでは「横たわる・寝そべる」という意味にもとらえることができます。日本語でも同じように、同じ読みでも異なる意味がある言葉がありますよね。(雲と蜘蛛・飴と雨など)どの意味のlyingかは、文脈で判断しましょう。
私は嘘をついていない「I did not say lie」と言ってしまっている人を多く見かけますが、
lieは自動詞ですので、「I didn’t lie」や「I’m not lying」が正解です。
Nope I’m lying. いやいや嘘だよ
自動詞・名詞・他動詞など座学で覚えるよりも、用例を暗記してしまう方が簡単でしょう。
marvelous:素晴らしい
アメコミ映画でお馴染みのMARVELの形容詞が今回のmarvelousです。awesomeやbeautiful・wonderfulといった素晴らしさを表現する形容詞の一つです。
Yes. It’s marvelous. It’s one of the best view I’ve ever seen. うん、素晴らしい、私がいままで見たなかで最高の景色だ。
「Check this hand cause I’m marvelous. 」手持ちカードを見てみれば?素晴らしいから。
楽曲内では、上記のようにポーカーの手持ちカードが最高な具合に揃っていることを表現するために使われています。
Telephone
kinda busy:忙しいの
Kindaはkind ofの省略系ですので、kinda busyはkind of busyとなります。省略するくらいであれば、I’m busyで通じるのでは?と思いますよね。
I’m kinda busy. 今ちょっと取り込み中なの・ちょっと忙しいんだよ
このようにkindaを挟むか挟まないかで微妙なニュアンスの違いが生まれるのです。I’m busy.やI’m busy right now.でも十分伝わりますが、kindaやkind ofをサラッと使える方がよりネイティブに近い口語になるでしょう。
bubb:シャンパン
Bubblyを略した言葉がbubbで、bubble(泡)の形容詞なので直訳すると「泡の多い」「泡立つ」という意味になります。しかし、これが名詞として文章中に組み込まれると「シャンパン」という意味になるのです。
歌の中では、このようにbubbが名詞として使われ「シャンパン」という意味を持っています。シャンパンとはフランス語由来であり、英語ではbubbやbubble waterと呼ばれることも多いのです。
Born This Way
lovin’:大好き
Lovingを省略したのがこのlovin’です。某ファーストフードチェーン店のテレビCMでも使われているので、耳馴染みはあるのではないでしょうか?
I’m loving you.(I’m lovin’ you.) (今まさに)貴方のことが大好きです。
このような微妙なニュアンスの違いがあります。lovin’はちょっとくだけた言い方なので、日常では友人や恋人が何か嬉しいサプライズをしてくれた瞬間などに使うことが多いでしょう。
ain’t:~じゃねえ・~だぜ
日本語で表現すると、ヤンキー言葉のようなちょっとワルっぽい雰囲気のある表現です。歌詞や映画・ドラマの中で使われることが多い言葉ですが、日常で常に多用している人というのは少数です。
He ain’t had nothing in this morning. あいつ朝なんも食ってないよ。
このようにain’t自体は、be動詞+否定語(am not・are not・is not)を省略した表現となりますので、綺麗な言葉でいうと「~ではない」という訳になります。
bullied or teased:いじめ や からかい
どちらも似たような言葉ですが、使い方を間違えると誤解を招く表現なのでしっかりと違いを頭にいれておきましょう。
まずはbulliedはbully(いじめ)という意味を持っています。イジリやからかいというよりも悪意のある嫌がらせを指して使う言葉です。
Don’t bullying my little sister! 私の妹をいじめるのは止めて!
次にteasedですが、こちらはtease(からかう・ちょっかい)という意味であり、bullyよりもネガティブ差は少なくふざけた行動の延長線というイメージです。
He teased me about being afraid of thunder. 彼は私が雷を怖がることを、からかった。
『I’m not bullying you. I’m just teasing you. いじめたわけじゃないよ、からかっただけさ』
この一文を覚えておけば、どっちがどっちの意味かをスムーズに思い出せるでしょう。
Applause
To crash
Crashと聞くと、衝突する・激突するという何かが壊れるなどのアクシデント的なシチュエーションが思い浮かぶでしょう。スラングとしてのcrashは、「寝る」という意味で使われます。
I’m about to crash tonight. 今日はもうすぐ寝るところです。
ベッドと衝突したいくらい眠りたいというニュアンスから、crashが寝るという意味のスラングになったと言われています。
I’ve overheard:ふと耳にした
Hear(聞く)にoverが付くことで、「ふと耳にする」「偶然聞く」という意味になります。意図的に盗み聞きするのとはまた違い、偶然に聞こえてしまったという場合に使います。
Then, I overheard a talk the next seat. 隣の席の会話が聞こえてきた。
「I’ve overheard your theory. 貴方の理論がふと聞こえた」
歌の中では、このような表現に使われています。
I bear:耐える
Bearは「熊」という意味以外にも、たくさんの意味がある言葉だということをご存知ですか?歌の中では「耐える」という意味で使われていますが、他にも「向かう」「待つ」という意味があります。
Just bear right, you gonna see the shop. 右にむかっていくと、そのお店に着きますよ。
「baby could I bear」ベイビー耐えられるかしら
歌の中では、自分自身への問いかけに「耐える」という意味で使われています。
Being away:離れる
人と離れるという意味で使われます。このbeingとawayの間や後に時間や距離を表す単語を入れることで、その程度を表すこともできます。
Being far away from here. ここから遠く離れた場所
After being away from five days. 5日間ぶりに
Lady Gagaの曲を聴きながら楽しみながら英語を覚える
Lady Gagaのノリノリな楽曲を聞きながら、英語に耳を慣らしましょう。彼女の曲には、恋愛・世界平和・差別や偏見・家族愛など様々なメッセージが込められています。
最初は難しく思えても、繰り返し歌詞を見ながら聞いていくことで、自然と聞きとれるようになってくるでしょう。
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