発音のことを気にしてたら英語で何も話せなくなる!なんて言葉、よく耳にしますよね。
もちろん、英会話において発音だけが重要ということはないです。
ですが、一つ言えることは、一生懸命話していても発音が全く異なると相手に自分の言いたいことはほとんど伝わらない!ということ。
日本語にはカタカナがあるために、カタカナ英語という不思議な言葉が存在してしまっています。
日本人同士なら発音を全く無視したカタカナ英語で伝わりますが、その他の国の人達にはどうでしょう。
結局、言いたいことが伝わらなければ会話が成立しませんよね。
海外旅行でちょこっと話す程度なら問題ありませんが、外国人と英語でコミュニケーションを取ろう、と思っているのなら、英語を学び始める時から発音をきちんと学習しておくことをお薦めします。
ネイティブスピーカーのように…はかなり難しいですが、発音の違いをある程度理解できれば英語力も飛躍的に伸びます。
今回は英語学習における発音の重要性をお話しします。
使える英語力を身につけるための入門編
英語の発音が悪いと何が良くないの?
英語の発音については、重要か否か意見が分かれているようですが、個人的な経験から言うと”重要性は高い”と思っています。
例えば、日本語が話せる外国人の方と会話をしていることを思い浮かべてください。
上記のような日本語で話しかけられても、日本語は私たちにとって母国語なので、内容を予測して理解することは可能でしょう。
相手の言いたいことを理解するために多少のストレスは感じますが、会話は成立すると思います。
でも一生懸命理解するために頭を働かせることは、とても疲れます。
同じように、私たちが間違った発音で外国人と英語で会話をしたら、相手は会話を理解する上でのストレスを感じている、ということになります。
その上、英語が母国語の方とならなんとか通じても、それ以外の国の方との英語の会話では、発音が間違っていたらほとんど通じていないはず。
相手は言っていることが理解しにくい会話でストレスを感じて、話をするのが苦痛だと思っているかもしれません。
正しい発音で話すことができれば、言いたいことが伝わり、自分の英語にも自信がつきます。
正しい発音が分かることで相手の言っていることも理解できるようになり、リスニング力も上がるでしょう。
せっかく頑張って勉強している英語を活躍させることができないなんて、すごくもったいないことだと思いませんか?
発音の違いを知ろう!
では、正しい発音を身につける上で気をつけることはどんなことでしょう。
子音の正しい音を知る
言葉を音で分けると、母音と子音に分かれます。
母音はアイウエオ(a・i・u・e・o)のこと。子音はそれ以外です。
例えば、日本語のカキクケコをアルファベットにするとKA KI KU KE KOと書きますが、このKが子音です。
日本語では”シー”と読まれるものも、英語ではsea・see・sheなど違う音になります。唇の開き方・舌の動かし方が全く異なります。
子音の発音方法については、YOUTUBEなどに動画がアップされていますので、活用してみてください。
子音の音の違いを覚えるまでは大変ですが、初めに学習しておくと後が楽になりますので頑張って練習しましょう。
単語のアクセント
単語のアクセントは辞書に載っています。アクセントマークと呼ばれる「’」こんな形の記号がついているので、その部分を強く言うようにすればOKです。
マークの場所を一つ一つ覚えるのは大変なことなので、単語を覚える時に声に出して音も一緒に覚えてしまうと良いでしょう。
単語と単語のつながり
単語と単語の音がつながることを”リエゾン”または”リンキング”と言います。
つながった単語は、もともとの音とは違う音になります。
実は、日本語にも同じように単語をつなげて発音する言葉が多くあるんです。
ぎんなんは漢字で銀杏ですが、文字ではぎん・あん→ぎんなん、と言葉をつなげて読まれています。他にも、天皇(てん・おう→てんのう)や因縁(いん・えん→いんねん)などがあります。
good afternoon(グッド アフタヌーン→グッダフタヌーン)
come in(カム イン→カミン)
cut out(カット アウト→カッタウト)
get to(ゲット トゥ→ゲットゥ)
と、単語がつながりカタカナで表記したような音に変わります。
リエゾンの基本的なルールは、子音+母音や子音が2つ重なると一つになる、というものです。
発音能力を向上させるための練習法
勉強方法は個々で好みがありますが、基本は”聞いて話す”こと。
英語の映画やドラマを見る
見るときは字幕なし、で。
字幕があると頭の中で日本語を考えてしまうので、字幕なしで見るようにしてください。
初めは聞き取ることがほとんどできなくて構いません。同じ映画やドラマを何度も見ているうちに、話している言葉がちゃんと聞こえてくるようになります。
スマートフォンの音声入力機能を活用する
スマートフォンに限らず、ですが、一番身近にあるもので隙間時間にやると良いですね。
iPhoneならsiri機能を、AndroidならGoogle機能を英語に設定して、発音確認に合わせて英会話の練習をするのも良いと思います。
まとめ
従来の日本の英語教育では重要視されていなかった英語発音ですが、最近はスピーキングやリスニングの重点をおいている教育法も多くなってきているようです。
今までの勉強方法では話せるようにならない方は、ぜひ学び方を見直してみてはいかがでしょうか。
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