英語で前置詞を勉強するとき沢山ありすぎて何を使ってよいか分かりにくいですよね。
こういうシーンでは「in」を使うんだっけ?ここでは「to」を使えばよいのか?と迷っちゃいます。実は前置詞は日本語の文法に置き換えると、分かりやすく覚える事が出来るんです!
私たちは日本語を自然に身につけてしまいましたから、日本語の文法というものをあまり意識することがありません。
「助詞」というものがあるのをご存知ですか?助詞とは「が」、「を」、「に」、「の」、「と」などのことです。
このうち、格助詞と呼ばれる「の」、「に」、「へ」、「から」、「で」、副助詞の「まで」、などの用法を見てみましょう。
- 「の」 妹の彼氏
- 「に」 テーブルに置かれた花瓶
- 「へ」 東京へ行く
- 「から」 心の底から愛する
- 「で」 電車で行く、自宅で勉強する
- 「まで」 10時までに帰る
これらの日本語の助詞に該当するものが、英語では「前置詞」といわれるものです。
英文を理解するうえでとても重要なものとなっています。
いくつもありますので、覚えるのが大変かもしれませんが、一度覚えてしまえば忘れることはありません。
ほとんどが短い文字数の単語ですから難しくありませんよ。まずは、よく登場する8つの前置詞を覚えましょう。
in「何かの中で」
「何かの中で」ということを意味します。
もちろん場所として使う場合が多いのですが、一定の時間の中にということをも意味します。
- in my room(私の部屋で)
- in the world(世界で)
- in Tokyo(東京で)
- in the sea(海で)
- in ten years(10年の内に)
- in two hours(2時間以内に)
- in time(時間内に間に合って)
- in summer(夏に)
- in the near future(近い将来に)
- in January(1月に)
on「接触して置かれている状態」
「何かの上に」、「壁面に」などの意味です。
「on」は接触して置かれている状態を示します。そして「in」よりも場所が特定されます。
時間についても同様にinよりも狭い範囲を指すことになります。
- three books on the desk(机の上の3冊の本)
- a vase on the table(テーブルの上の花瓶)
- a photo on the wall(壁面の写真)
- a glass on the tray(お盆の上のコップ)
- on Sunday(日曜日に)
- on time(時間通りに)
- on leave(休暇中)
at「集中した1点を指すとき」
「at」はinやonよりもさらに集中した1点を指すときに使います。
- Please turn to right at the corner.(その角を右へ曲がってください。)
- The concert will start at 6pm tomorrow.(音楽会は明日の午後6時開始です。)
- You need to look at the traffic signal carefully.(信号機をよく見なさい。)
- I will have lunch at noon(正午に昼食をとります。)
to「目的地を指す」
「to」は目的地を指します。
どこへ行く、誰のところへ行く、何を狙っている、などという意味になります。
- I must go to the airport.(空港へいかなければならない。)
- Please listen to me.(私の話を聞いてください。)
- She gave sweet chocolate to him.(彼女は彼に甘いチョコレートをあげた。)
- My family is very much important to me.(家族は私にとってとても大事だ。)
またtoは動詞の原形を伴い、不定詞として名詞や形容詞の役割を果します。
(不定詞の説明に関しては今回の記事では省いています)
- To go abroad is my wish.(海外へ是非行ってみたいと思う。)
- I have come here to save our country.(国を守るためにここに来たのだ。)
of「所有や帰属を表します」
誰のもの、何のものなど、所有や帰属を表します。
- The house of his family(彼の家族の家)
- The power of the machine(その機械の力)
- in the center of the city(その街の真ん中)
- He is the boy friend of my sister.(彼は妹の彼氏だ。)
from「出発点、起点を示す」
出発点、起点を示します。
- I will go to New York from Chicago.(シカゴからニューヨークへ行きます。)
- Birds are singing from very early morning.(早朝から鳥がさえずっている。)
- It is a big mistake from my point of view.(僕に言わせりゃ大失敗だね。)
- Please choose only one from these three.(三つの中から一つだけ選んでください。)
- I love you from the bottom of my heart.(心の底から君を愛している。)
by「何かをするときの手段」
何かをするときの手段を表します。
- I made it by my hands.(それを手で作った。)
- She went to Switzerland by airplane.(彼女は飛行機でスイスへ行きました。)
- We knew it by his letter.(私たちは彼の手紙によってそれを知った。)
until「時間の終わり」
時間の終わりを指します。ある時点までにという意味です。
- Please wait until three PM.(午後3時までお待ちください。)
- He was here until just a minute ago.(ついさっきまで彼はここに居ました。)
- You need to report it until today.(今日までに報告する必要がある。)
まとめ
よく使われる前置詞のいくつかをご紹介しました。
前置詞は滑らかな文章を作るためのあるいは理解するための潤滑剤です。
このほかにもまだまだたくさんありますから、一つ一つについて理解を深めていきましょう。
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