関係代名詞の使い方について例文を参考にしながら解説

ライティング

英語と日本語の一番の違いの一つは語順です。述語動詞が、日本語は文の最後に、英語は主語のすぐ後にとなっているのが普通です。

そしてまた、もうひとつは、修飾語(句、節)の語順・位置です。
日本語はほとんどの場合、修飾語(句、節)は修飾される言葉の前にあります。

修飾語とは「くわしくしている言葉」の事です。
例えば「とてもキレイ」だとしたら、修飾語は「とても」の部分です。

英語では多くの場合それが修飾される言葉の後ろに来るのです。

今回の記事では、後ろから修飾するときによく使われます「関係代名詞」について学んでみましょう。

英語を日本語に訳すときに、後ろから訳さなければならないことに難しさを感じてしまったりしますね。

修飾される言葉と修飾語(句、節)を見分けて、丁寧に訳していけば正しく理解することができます。

後置修飾

英語の文の修飾語が後ろについているかたちを「後置修飾」といいます。

日本語はほとんどの場合「前置修飾」、修飾語は前にあります。

簡単な比較を見てみましょう。

日本語の前置修飾

日本の国歌:「日本の」という形容詞句が「国歌」という名詞を前から修飾しています。
英語の後置修飾
the national anthem of Japan:of Japanという前置詞+名詞の形容詞句が後ろからthe national anthemを修飾しています。

もうひとつの例を示します。

日本語の前置修飾
ものすごく暑かったことしの夏:「ものすごく暑かった」という形容詞句が「ことしの夏」を前から修飾しています。
英語の後置修飾
this summer that was very hot:that was very hotという形容詞節が後ろからthis summerを修飾しています。

このときのthatが「関係代名詞」といわれるもので、これは前にあるthis summerを意味する代名詞でありそれが was very hot、「とても暑かった」としているわけです。

日本語に訳すときはthatは訳す必要はなく、「ものすごく暑かったことしの夏」となりますね。

このように、修飾する言葉が節(主語+動詞+目的語・補語)のかたちをとるときに、関係代名詞を使って後置修飾となるのです。

そして用語として、関係代名詞の前にある修飾される言葉、この場合はthis summer、のことを「先行詞」といいますので覚えておいてください。

関係代名詞の例を紹介

the TV set that was very expensive:とても高かったテレビ
the car that has the automatic emergency braking system:自動ブレーキ装置の付いているその車
the bus that is bound for the station:駅行きのバス
beautiful flowers that are sweet peas, roses and freesias:スイートピー、バラ、フリージアといった美しい花々

関係代名詞にはthat以外にもあります。

ひとつはwhichであり、thatと同じように使うことができます。

a tall Christmas tree which has already been placed in the park:公園にもう設置された高いクリスマスツリー
the smart phone which has multi functions:多くの機能を持つスマートフォン
the old house which was built in the 19th century:19世紀に建てられた古い家

修飾されるのが人の場合は関係代名詞whoを使います。

the girls who are wearing beautiful dresses:美しいドレスをまとった少女たち
some policemen who contibuted to arrest the robbers:強盗犯逮捕に貢献した警官たち
The boy who came into the classroom was very handsome.:教室に入ってきたその少年は超イケメンだった。

さてここまで紹介した例は、関係代名詞がその節の主語となっていました。

ここからはそれが目的語になる場合を紹介します。

thatやwhichはそのまま使えますが、whoは目的格whomを使うこともできます。

the guitar that my father gave me:父がくれたギター
the guitarを意味している関係代名詞thatはmy father gaveの目的語となっています。
the good beef which I ate yesterday:昨日食べたおいしい牛肉
the girl whom I want to get married with:僕が結婚したいと思っている女の子

ここですこし厄介なのは、この目的格関係代名詞はほとんどの場合省略されてしまうということです。

関係代名詞が省略されているケース

上に示した例は、もし実際の文章の中にあったときは次のようになっているでしょう。

① I played the guitar my father gave me when my first concert was held at Budoukan.
「武道館での僕のファーストコンサートで、僕は父がくれたギターを弾いた。」gaveの直接目的語がありません。つまり「僕に」何を「くれた」のかが書かれていないのです。その書かれていないものが先行詞のguitarとなっています。
② The good beef I ate yesterday was imported from Australia.
「僕が昨日食べたおいしい牛肉はオーストラリアから輸入されたものだ。」ateの目的語つまり食べたものが書かれておらず、それが先行詞のbeefとなっています。
③ The girl I want to get married with is now living in France.
「僕が結婚したいと思っている女の子は今フランスに住んでいる。」get married withの相手が書かれていませんね。それが先行詞のgirlです。

このように目的格関係代名詞が省略されているときは、関係代名詞節の中の動詞の目的語が書かれていないことに注目して、この省略を見抜いてください。

所有格関係代名詞について

誰のものかを示すもので、whoseとなります。

the girl whose hair is greige:グレージュヘアーの女の子
a gentleman whose shoes are black:黒靴の紳士
the singer whose voice is like an angel:天使の歌声といわれる歌手

練習問題

二つの文が同じ意味になるように(   )内に入る単語を考えてください。

There are some friends in Italy.
I have some friends ( ) ( ) in Italy
答え:who, live
That convenience store with a blue roof is selling their original cake.
That convenience store ( ) ( ) is blue is selling their original cake.
答え:whose, roof
Mathematics is my favorite class.
The class ( ) ( ) the best is Mathematics.
答え:I, like
The dishes were so delicious yesterday. They were cooked by Cathy.
The dishes ( ) ( ) yesterday were so delicious.
答え:Cathy, cooked

おわりに

関係代名詞は他にもあります。

また前置詞inやwithなどと組み合わせて使う場合などもあります。

さらに後置修飾には現在分詞や過去分詞を使って表現する場合などいろいろな方法があります。

実はこの後置修飾をマスターすることが英語をマスターすることなのです。

少しずつでいいですからこの後置修飾についてよく勉強していきましょう。

もし会話の中でこの後置修飾を使えるようになりましたら、あなたの英語の能力はかなりステップアップしたといえますよ。

コメント