最近芸能人の方々が海外に語学留学をするニュースをよく耳にします。語学留学は正規留学に比べると期間も1週間から気軽にできることから、語学留学の経験がある人も多いのではないでしょうか。
ただ、語学留学をしたのに、期待したほど英語が喋れるようにならなかった、あまり身に付かなかった等、残念な失敗例もよく聞きます。
語学留学は短期でも長期でも、決して安くはないものです。
せっかく貴重なお金と時間を使って語学留学をしたのなら、最大限の、その投資に見合った満足のいく結果を手に入れたいですよね。
ここでは、語学留学を成功に導く3つの方法「目標設定」「語学学校選び」「期間」を紹介します。
明確な目標を設定する
ただ英語が喋れる様になりたい!という漠然とした目標だけで留学をしていませんか?語学留学の先には何があるのか、目標の設定が大切です。
語学留学の目標は何か?
語学留学の後には現地の大学に入学したい、語学留学後には外資系企業に入社したい等、何のために語学留学を行うのか目標を定めます。
具体的な目標がないと、ただ語学学校で提供される授業を受けるだけで、どのクラスに重点を置けばいいのか、また計画的にカリキュラムを組んで勉強することができないため、スキルアップも難しくなってきます。
もし将来現地の大学に正規留学したいのであれば、希望の大学入学に必要なTOEFLのスコア獲得のための勉強及び講義を聴きとれるだけのリスニング力を鍛える必要があります。
また、就職を有利にするための語学留学であれば、TOEICのハイスコアの取得とコミュニケーションスキルアップが必要です。
目標設定ができたらやる事が見えてくる
これらの目標を踏まえて、リスニングやスピーキングだけでなく、TOEFLやTOEIC等のテストで必要なスコアを取るためのクラスの受講や、それぞれのテストの構成に見合った勉強をし自分の弱い所を強化できる対策を取る事が必要となります。
帰国後に語学留学をどの様に生かすのか、しっかり目標設定しておかないと、ただ英会話が少しできるだけの人で終わってしまいます。
せっかく時間とお金を投資するのであれば、それを将来どんな形ででも回収出来る事(現地の大学入学や外資企業入社等)が望ましいのではないでしょうか。
自分に合った語学学校選び
語学学校は世界各地から留学生が集まり、楽しく刺激に満ちた環境です。
様々な価値観、文化、宗教を持ったクラスメイト達との出会いは貴重なものだし、ネットワークも広がり、中には一生ものの友情が生まれることもあるでしょう。
但し、それが必ずしも語学留学の成功に繋がるとは限りません。
留学の目標を明確に持っていたとしても、語学学校の環境によっては思う様に英語力が伸びない可能性もあります。
例えば日本人率が高いと、日本人同士で行動することが多くなってしまい、英語のスピーキング、ヒアリング及びコミュニケーションスキルが伸びなくなる可能性が高まります。
その他、授業のカリキュラムが留学の目的に合っていなかったり、授業の内容が英語力に合ってなかったり、先生の質が高くなかったりと、語学学校の選び方も気を付けないと、せっかくやる気があっても、伸び悩んでしまいます。
そんな時利用したいのが、留学エージェントです。
留学エージェントを利用しよう
留学エージェントは相談料・手数料無料のところもあり(斡旋して語学学校から販売手数料徴収するため)、相談に乗ってもらえます。
語学留学の目標を設定して、具体的に計画する段階になったら、いくつかの留学エージェントに相談して、費用と目的に合った語学学校を紹介してもらうのも手でしょう。
自分の目標に合った、日本人留学生率が低く、質の高い語学学校に入学することによって、似たような志を持つ留学生と励まし、刺激しあいながら、学校生活を満喫することにより、より満足度の高い留学生活を送る事ができるでしょう。
留学期間によって結果に違いが生じる
最後に留学期間です。
期間は1週間から1年、またはそれ以上と多岐に渡ります。社会人だと、1~2週間、大学生だと、数ヶ月~1年と、どうしても休みを取れる期間が限られてしまうケースが多いと思います。
では、それぞれの期間に一体、どれだけ学べるのでしょうか?
例えば2週間の語学留学だともう旅行の範疇だと思うのですが、海外という日本語を話さない環境で、ある程度決まったフレーズを使って簡単なコミュニケーションを取れるようになります。
また、英語に対するアレルギーを無くす、という英語の環境に慣れる事が出来る期間でしょう。
これが1~3ヶ月だと、もう少しコミュニケーションを取れるようになり、リスニング力も少し上がります。
例えばカフェで何かをオーダーする時など、決まったフレーズ等がスムーズに言えるようになり、緊張も解け、もっと英語を話したい!と楽しくなる頃だと思います。
リスニング力が上がってくるのは留学6ヶ月目
6ヶ月位だと、リスニング力も更に上がり、相手の言っている事が前よりも確実に分かるようになり、コミュニケーションを取る事に喜びを感じるでしょう。
決まったフレーズだけでなく、応用もできるようになり、自信が付いてくる時期だと思います。
現地で1年間極力日本語を使わず、目標に合った勉強をし、授業で積極的に発言し、様々な経験をすると、大体の事には自分で対応できるようになり、語学留学の先の目標に近づけるでしょう。
よって、“英会話が少しできる人”以上になりたいのであれば、1年間は現地でしっかり勉強することを推薦します。
まとめ
語学留学は誰でも短期間から気軽にできるものです。
もし語学留学を考えているのなら、その貴重な経験を将来のために最大限に生かせるよう、目標の設定、目標に合った語学学校選び、そして留学期間の設定を念頭に置いて計画を立ててみて下さい。
きっと、有意義な留学生活を送れるだけでなく、将来この投資を何らかの形で回収することも出来るかもしれません。
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