中学校、高校で英語を勉強したけど…全く身についていない…忘れてしまった…、と感じている人は多いと思います。
私もその1人でした。大学生の就職活動では企業が求める人材の条件の一つに「日常英会話ができる人」「TOEIC600以上のスコアを取得している人」など、グローバル化が進むと同時に英語に対する注目も高まってきました。
英語を使う業種に就職したい方、英語力を伸ばしたい方におススメの参考書を紹介します。
また、その参考書を私がどのように進めていったのかも参考までにご紹介したいと思います。
大学生が就職活動で必要となる英語スキル
今回の記事では「就職活動」に焦点をあてたいと思います。英語スキルを表す資格は沢山あり為、自分が希望する企業、業界に就職するにあたりどんな資格が必要なのか知っておく事も大切です。
私の場合、TOEIC(トーイック)という資格一つに絞り、大学時代に集中して勉強をしました。
ビジネスの場や日常生活での会話や文章でのやりとりといった英語能力を測る為のテストです。
リスニング(聴く)とリーディング(読む)のテストがマークシート方式で行われます。
TOEICに必要な英語スキルは?
英語は4つのスキルが大切となっています。
聴く(リスニング)
読む(リーディング)
書く(ライティング)
私はTOEICテストで必要なリスニングとリーディングのみを勉強しました。まずは限られた大学生活でいかにして効率よく英語を身につけるかが大切となります。
スピーキングとライティングは勉強を重ねるにつれ、自然と身についてきます。その方法はこれからご紹介しますので、ぜひ実践してみて下さい。
大学生がTOEICで高スコアを狙うためのおすすめ参考書
単語が命!!「命」?なに?と思いますよね。
英語も日本語と同じで単語を並べるだけである程度、相手の要求や意思を理解できます。その一つ一つの単語を覚える事が英語学習でとても大切なのです。
中学・高校受験である程度の英語勉強をした方も多いと思います。思い出すきっかけとして、反復学習をしていきましょう。
CD付きの本を買う!
紹介するのは《新TOEICテストスーパー英単語5人のエキスパートが選んだ3000語》です。
特徴としては5人のエキスパートによってテストで使われる英単語を’出る順’で選出しています。その為、効率良く英単語を覚える事ができます。
単語の下には吹き出しでエキスパートからのコメントが書かれており、やりがちなミス、試験で問われるポイントを教えてくれます。
まるで英語の先生が寄り添って教えてくれているみたいで勉強も捗るでしょう。
CDが付いてるので、ミュージックプレイヤー等にダウンロードして通学中や時間がある時に流して聴く、ながら勉強もできます。
勉強方法①読みカタを確認
単語を読むけれど、そもそも読み方が分からない・・・、発音が難しい・・・と感じるかもしれません。
まずはCDを流してカタカナでいいので発音が分からない単語の上に読みカタを書いていきましょう。その際にどこの部分を強く発音(アクセント)するのかも記入しておきましょう。
CD中でも聞き取れない発音もあるかもしれないので、その場合は電子辞書で調べたり、インターネット検索で「〇〇発音」と検索してみましょう。
通っている大学のカリキュラムで英語の授業がある場合は先生に発音を確認してもいいかも!最初は聞き慣れない英単語ばかりで不安になるかもしれないけど、やがて身につけていくスピーキング、リスニング学習にこの勉強法が後々大きな差に繋がっていきます。
「単語が命」を思い出して取り組んでいきましょう。
英語を声に出して読む
単語の発音を記入したら次は声に出して発音をしていきましょう。発音をしたらその本に書いてある単語の意味を続けて声に出して読みます。
声に出して読むことで、自然と単語と意味を紐づけする効率を高めてくれます。更に、自分の声が耳に入るのでリスニングの練習にもなるのです。
通学中の電車の中など声に出せない時もあるでしょう。そんな時は小さく口パクでもいいのでなるべく口を動かす事を意識して取り組んでみてください。
当本はある一定の単語数に区切られている(ユニットごとに分かれている)ので、まずは最初のユニットを声にだして暗記していきましょう。
慣れてきたら、読むスピードを上げて読みます。
次は自分が記憶しているか確認する為に、意味の部分を付箋や紙などで隠し、クイズ形式で合っているか確認していきましょう。
1.単語の発音をカタカナで記入する
2.声にだして英単語とその意味を交互に読んでいく
3.スピードを上げて読む
4.単語の意味を隠して音読し、意味を覚えているか確認する
5.次のユニット学習に進む
英文法を効率よく学ぶ方法
英語の文法は文章の動きを理解するのに大切です。英文の単語のみを理解してもだいたいのイメージしかつかめず、何を誰に伝えているのか等細かい動きは分からないものです。
中学、高校で学んだ文法をおさらいしながら進めていきましょう。
紹介するのは《新TOEICTEST英文法出るとこだけ!小石裕子(著)》です。
特徴としては、TOEICテストで出題頻度が高い文法の法則を教えてくれます。’出るポイント’をおさえているので私は苦手な文法から始めるのではなく、当本の始めのページから始めました。
まずは基本的な文法知識を身に着け、次で紹介する公式問題集の勉強と並行して学習していきましょう。
英文法は反復練習!
この本で身につけるのは基本的な文法ですが、早解きのスキルも磨くことができます。
本番のテストでは1問でも早く、確実に解くことが大切です。当本では演習問題が多く出題されているので、同じ問題を何度も解き、解き方のポイント(コツ)を押さえてみましょう。最後まで終わったら、始めのページに戻り、反復学習をして下さい。
ここでも英文を音読する事でスピーキング(発音練習)、リスニング力も同時に磨くことができます。
実際のテスト形式に慣れる!
いざ、テストに向け英語を身に着けても、これから受けるテストの構造(流れ)を知っているのと、知らないのとではスコアに大きな差が出てきます。
TOEICを受験するにあたり重要な事は〈時間配分〉です。自信の無い問題に時間を費やすより、確実に回答できる問題に時間を割く事が高スコアへの道です。
その為に模擬問題をたくさん解き、自分に合った時間配分を探し出していくのです。
TOEIC公式問題集はオススメ
紹介するのは公式問題集シリーズです。これは’EducationalTestingService’(テスト開発機関)が作成した本番さながらのクオリティの問題が出題されています。
その前に出版された公式問題集は新形式の問題集となっておりませんが、そこで出題される単語や文法の多くは本番のテスト内でよく出てきます。
私は大学時代に「新公式問題集Vol.1」から始め、そこに出てくる文法、英単語、問題の答えまでも暗記するよう取り組みました。(Vol.4まで購入しました)
大変そうに見えますが基礎の土台を作る事で、後に英語レベルを上げても遅れを取らずについていく事ができますよ。
テストをして自分のレベルを確認する
テストをした際のスコアは正直、気にしなくていいです。
大切な事はその分からなかった、間違ってしまった部分を見直します。復習し、理解する事を繰り返し、自分の物にしていくのです。
私はテストで出会った単語を二度と逃さないぞ!という気持ちで、一語一語をメモし覚えていきました。
音読して単語にマーカーを使う
出会った単語、文法を一度で暗記する事は難しいです。私の場合暗記するのに人一倍時間が掛かるタイプでした。
ここでおすすめしたい勉強方法は「音読」です。
音読の為に使うのは答えが解説されている’解答冊子’です。
公式問題集は有難い事に解答冊子に出題された問題文も書いてあるのです。なので、その解答冊子の問題文を見て、分からなかった単語に蛍光ペンでマーカーをします。
マーカーを使う事で自分が苦手な単語を一目で見つけやすくできます。どんどん単語にお化粧をしていきましょう。
次に英単語に①読みカタ、②意味を記入し問題文全体を音読していきます。電車のなかでも、時間のある時に繰り返し読んで下さい。
スムーズに読むことができる日がきますので忍耐強く取り組みましょう。
まとめ
大学生からでも英語の勉強は遅くありません!勉強する時間がある大学時代に学習する事に意味があるのです。
通学の間や授業と授業の空き時間、授業がない日、無理なくコツコツ学習していきましょう。
最も大切な事は声を出して読む「音読」です。始めの頃はなかなか速く英文を読めずにイヤだ!と感じてしまうかもしれません。
毎日、少しずつでも良いの英語学習に取り組んでいきましょう。日々の小さい努力が必ず点と点で結ばれる日が来ます。
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