大人の習い事の人気ランキングでいつも上位にいるのが「英会話」です。中学生や高校生の時には英語が嫌いだったとか、別に得意ではなかったという人ですら、今から学ぼうという意欲がわいてきたという人は少なくありません。
目的は様々ですが、始める前には「今からだと学生時代のようにはいかないかな・・・」と不安になりますよね。暗記力だって落ちているでしょうし。
確かに大人になってから英語を学ぶデメリットもあるのですが、ここではそのメリットにも着目していきます。
メリット1:文法理解が圧倒的に簡単
中学生や高校生の時、文法が難しくて苦労したという記憶はありませんか?
しかし、大人の脳になってから13歳から18歳の時に学んでいた内容を振り返ると、「あれ?こんな簡単なことがわからなかったの?」と不思議に思うものです。
それくらい脳の成長がかかわってくるのが文法事項。
中学生の時は特に脳の成長の差が顕著で、1年後だったらわかったのにという子も少なくありません。英語に限らず、今中学の数学の問題を見ても、サクッと解けちゃうと思います。
大人が持っている脳で英語を理解するならば、文法と長文読解では学生時代と比べて非常に有利です。
先生がいなくても書籍の解説で理解できるので自分の好きな時間に学べるというのもメリットですね。
そして理解が早く、既に学校で習ったことを忘れているだけだから、学校で1年かけて覚えたことを1ヶ月で思い出せて早く復習ができます。
メリット2:ネイティブスピーカーと話す機会をたくさん持てる
お金を自分で稼げない学生は、親に頼んで英会話スクールの費用を出してもらわなければなりませんが。大人になってからだと自分の能力向上のために自分でお金を出せるのがメリットです。
年齢と親による制限がなくなるため、何事にも動きやすくはなりますよね。
また、英会話習得のために英会話スクール以外にいる外国人と話したいという人は、パブへ行って友達を作るという方法をとっています。
パブも学生なら行けない場所なので、ここは大人の特権!外国人が多く集まるビジネス街で、かつ金曜日の夜を狙うとたくさんいると言っている友人がいました。
さらに、スマホの扱いだって制限はないですから、好きなアプリを使って外国人と繋がることができます。
知らない人と繋がるのは危険と散々言われている学生は使いにくく、まだ親の監視下にあったりトラブルに巻き込まれやすい性質を持っていることもあります。
それを思えば、これも大人だからこそ使えると言えますね。
デメリット1:記憶力の低下
勉強向きの暗記の能力のピークは18歳だというデータがあります。
年齢を重ねるとやっぱりそのピーク時よりは記憶力が劣ってしまうのは学生より不利になる点ですね。
ただ、高齢だと言われる年齢でない限りそこまでの衰えはないでしょうから、デメリットと言っても少しのものです。
真面目に授業を受けていたのであれば、文法として新しく覚えることはほとんどないためどれも思い出し作業になります。
ということは、既に予習したことの復習になるので、たとえ記憶力が低下していたとしても学生時代の貯金によってカバーできるという考え方もできます。
しかし、どうしても新しく学ばなければならないのは単語や熟語。これらはやはり覚えるのに時間がかかるでしょう。
ここは大人の知恵を使い、効率良く覚えられる方法を使うのがおすすめです。
海馬を騙し一気に覚える方法などはネットでもたくさん情報がありますので参照してみると良いかもしれません。
デメリット2:発音がカタカナになりがち
発音に関しては、正直生まれながらの能力というのは大きくかかわってきます。学生時代から耳が良く、音を捉える能力に長けている人は発音も良くなります。
しかし、そうでない人はカタカナに頼ってしまい、せっかく習得した単語でもネイティブには通じないことも。
そしてその発音を改善しようと思うと、大人になってからだと余計に難しいことになります。
よく、小さいうちから英会話スクールに通わせているという場合や、帰国子女の場合はその子の発音は良いと言いますし、テレビなどで見ていても実際そうですよね。
11歳以下くらいなら、母語以外の言語を第一言語として定着させることができるため、日本語と同じようなレベルで喋れるようになったり、ニュアンスまで理解できたりするのです。
脳の仕組み上大人ではかなわないことなので、ちょっとうらやましいですね。
まとめ
大人になってから英語を学ぶのは遅いと考えるのは、デメリットにばかり目を向けているか、単に面倒くさいだけという場合でしょう。
しかし、上記のように大人には学生以上の理解力があることや、学生より自由であることによって得られるメリットもあるので、これを上手く利用すれば言語上達は早くなることも覚えておきたいですね。
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