イギリスのビザは他の国のビザに比べると取得が難しいと言われています。
それは、婚約者・配偶者などのビザをはじめとするビザのことで、学生のビザは、それに比べると取得しやすく、準備するものもそれほど多くありません。
今回は、ビザが難しそう・・・で留学を敬遠されているイギリスの学生ビザについてどのような種類があるのかを紹介します。
イギリス留学に必要なビザは4種類
イギリスへの留学は、ほかの国と同様にいくつか種類があります。
まずどのような種類のビザがあるかを紹介すると、
- ワーキングホリデービザ
- 大学留学ビザ
- カレッジ留学ビザ
- 語学留学ビザ
イギリス留学でビザを取るには、この4種類のどれかが必要になります。
短期・長期留学のみでなく、ワーキングホリデーや、大学・短大・語学学校と様々です。
この中でもイギリスの留学で最も多いのが語学学校への留学。
難しいビザの準備も必要ないので、気軽に留学ができるのが魅力です。
ワーキングホリデービザ
ワーキングホリデービザでイギリスに来た場合、仕事もできますし、語学学校に通うもよし。
自分の好きに2年間滞在ができます。仕事の時間にも制限がありませんから、フルタイムの仕事が可能です。
ただ、このワーキングホリデービザ、年に2回の抽選で(数年前までは年に1回の抽選)、応募者の中から、その年の決まった人数が無作為に選ばれます。
年齢制限もあるので、ワーキングホリデービザの取得はかなり難しいと思っておきましょう。
また、当選後も口座の資金証明や書類の提出が多く、実際にビザが下りるまでには少なくとも数か月は時間がかかります。
大学留学ビザ
大学や大学院への留学のビザも、もちろん資金証明や多くの書類の提出、翻訳しなくてはならなりません。なので、気が滅入ってしまいそうな作業が多いです。
ですが、留学エージェントなどを利用すればお手伝いしてくれる場合もあるので、あまりストレスを抱えずに時間に余裕をもって準備を進めましょう。
また、大学留学のビザは、大学からの入学許可の手紙も必要になる場合がほとんどです。留学先の大学とのやりとりも同時に進める必要があります。
大学・大学院の留学ビザは、就労が可能です。時間に制限はありますが、週に数十時間の就労ができます。
イギリスのビザのルールはころころと変更になるので、留学前に何時間就労が可能か、調べておきましょう。
カレッジ留学ビザ
カレッジの留学もビザが必要になります。
1年間の留学になる場合が多く、大学や大学院の留学と同様にビザの申請には留学先の学校からの入学許可の手紙が必要になる場合がほとんどです。
カレッジ留学ビザも現在のところは就労が可能で、週に数時間働くことができますが、イギリスのビザのルールは変わりやすいので、自身で留学前に確かめましょう。
語学学校留学ビザ
語学学校に通う場合、6か月以下の滞在であれば、ビザを申請する必要がありません。6か月以下の滞在の場合は、入国時に語学学校に入学する旨、入学許可の手紙を見せて入国。
パスポートにスタンプが押されますね、この入国スタンプのみで滞在が可能です。
こういった半年以下の滞在の場合、イギリスに少し長くいたいがために、ヨーロッパやアイルランドなど、イギリス国外へ出てまた入国し滞在期間を延長する。
そういったことをしている学生もいますが、これ実際はかなり危険です。
人と一緒だから大丈夫!ではないですし、オーバーステイと判断された場合、今後数十年入国ができなくなる可能性もあります。
また、語学学校でも、半年以上の滞在になる場合もありますよね。
語学学校にも11か月のビザがあります。日本でビザの申請をし、ビザが下りてから留学にいくことになりますから、「来月から留学に行きます」というのはNG。
ビザがおりるまで数か月かかりますから、長期留学を検討している場合は、留学希望の時期よりずっと前から準備をする必要があります。
ただ、語学学校の長期滞在は、カレッジや大学院などと同じように約1年ほどの留学にはなりますが、語学学校のビザでは就労は一切できません。
基本的にはボランティアワークも禁止で、見つかった場合、違法になることもありますから注意してくださいね。
ビザの受け取り方法
半年以上の長期滞在の場合、到着後にバイオメトリックカードというビザのカードを郵便局で受け取る必要があります。
ビザが下りた際に、A4の手紙が封入されていますからその手紙を忘れずにイギリスに持ってきましょう。そちらが引換証になります。
到着後1週間以内に引き取りに行くことが望ましいとされています。
まとめ
イギリス留学は、半年以下であれば基本的にはビザの申請は日本で行わずに入国が可能です。
それ以上の滞在の場合はビザが必須!日本国内にて、ビザを申請していく必要があります。
また、ビザを申請する場合は、Gov.ukというウェブサイトに必要書類などの記載がありますから準備の際に参考にしてくださいね。
国のルールでビザに関する助言などは禁止されているため、必要以上の説明はしてもらえませんが、わからないことは日本国内のビザ申請センターに聞いてみてもいいかもしれません。
あなたのイギリス留学が有意義なものになりますように!
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